STORY
-開発者の想い-
きっかけは、一冊の本
株式会社GALLUSYS 代表取締役
大塚 敏之
TOSHIYUKI OTSUKA
言語にとらわれず、
自由に思考を展開できるサービスを作りたい
従来のSNSではコメントやフォロワー数など、投稿の内容以外で投稿の価値が変わってしまう事があります。
そして、それらがSNS疲れを引き起こしているとも言われています。
そこで私たちは非言語で直接的なコミュニケーションが発生しないSNSの開発を始めました。開発に至ったのは一冊の本がきっかけです。
それはマルクス・ガブリエルの『なぜ世界は存在しないのか』です。
この本では、思考で創られた世界は物理的な世界よりも大きいと説いていました。
物理的に存在するかどうかは関係がなく、ユニコーンや幽霊も存在するものだと考えれば、思考は人が定義付けた物理的世界よりも、広大なものであると記してありました。
この本と出会ってから「物理的な現実世界や言語にとらわれず、自由な思考を展開できるサービスを作りたい」と考えるようになりました。これがピクティア開発のきっかけです。
非言語のコミュニケーションにこだわった理由は大きく2つあります。
まずは先述したように「物理的な現実世界や言語にとらわれず、自由な思考を展開できるサービスを作りたい」と考えたからです。私たちは言語が万能であると思いがちですが、実は言葉にしがたい感情のようなものは多く存在します。 たとえば、同じ場所で同じものを見ても、それぞれ思うことや、そこから巡る思考はきっと異なるものになるでしょう。
言語に囚われると、その人固有の言葉にしがたい感情を持ち、それを楽しむのはなかなか難しいのではないかと思っています。
もう1つはSNSでは投稿内容ではなく、コメントやフォロワー数等の情報が投稿の評価に強く影響されている事について疑問を持っていたからです。
多くのSNSではコメントやリプライによって、投稿に説明がされていたり、撮影者の情報により写真そのものにバイアスがかかっているように感じます。ピクティアにはアカウントやフォローがありません。
誰がその写真を撮ったのかはもちろん、コメントもないので、先入観やバイアスがかかる事はありません。 投稿者ではなく純粋な投稿物にフォーカスしているため写真そのものを見て、その人だけの思考を楽しむ事が出来るSNSになっています。
またフォローが無い事により、SNS疲れを避けられる事もメリットであり強みだと考えています。
いいね! をしてもらったから いいね! をしなければならない、コメントが来たから返さなければならない。 このように、今のSNSには気を使うシーンが多々あります。
いいね! やフォロワー数の増減など気にする必要がなく、ゆっくりと写真の世界に没入出来る点は強みであると考えているので、多くの方に体験してみて頂きたいと思っています。